スーツの種類とその特徴
モデル名 年代 デザイン画 デザイン特徴、他
アイビー・リーグ・モデル 1940年代後半
〜1960年代始め
自然肩胴しぼりのないボクシーなシルエット細めのノッチド・ラペルウエルト・シーム(シングル・ステッチ)水平に付けられた角形のフラップ・ポケット、それにフック・ベントなどを特徴とするシングル3つボタン上2つ掛け式(または衿の返りの甘い中1つ掛け式)の上衣と、パイプステムと呼ばれた細身の直線形スラックスとの組み合わせ。
アメリカン・コンチネンタル・モデル
(トランス・アメリカン)
1958年頃から 着丈が短く、前カットの大きいシングル2つボタン(ボタン位置は高め)上衣に、ほっそりしたスラックスを合わせたスーツ・スタイル。
アメリカン・トラディショナル・モデル アメリカ型背広の典型、いわゆるトラディショナル・モデル。すなわちそれは、あのアイビー・リーグ・モデルの原型もしくはアダルト版と考えてよく、シングル3つボタン上2つ掛け式の、フック・ベントを特徴にしたアイビー・モデルに対し、トラディショナル・モデルのほうは、同じ3つボタンでも中1つ掛け段返り式の、センター・ベントが大きな特徴になっている。
アメリカン・ブリティッシュ・モデル
(ブリティッシュ・アメリカン・モデル)
「トラディショナル・モデル」を、英国調にアレンジしたもの。
一般的に
フロント・ダーツが入り、ウエストがやや絞ってあるのが特徴。
アメリカン・アンバサダー・モデル 1958年頃 コンケーブル・ショルダースモール・ノッチド・ラペルを特徴とし、シルエットは上衣・ズボンともにゆったりとしたルーズ・フィットになっていた。
イタリアン・コンチネンタル 1950年代中期 細い衿、大きなカッタウエイ、幅広い四角い肩、浅いサイド・ベンツ、ファンシー・ポケット、カフス付きの袖などを特徴とする着丈の短いタイト・フィットの上衣に、裾に折り返しを付けない、先細り型のベルトレス・スラックスの組み合わせ。ボタン間隔の狭いシングル3つボタンを中心に、2つボタンと1つボタンのものがある。
クラシック・モデル 1960年代前半 1960年代前半に、日本で最も一般化した背広型。動きやすく作られていたのでビジネス・スーツに適した。
ジャズ・スーツ 1919年から
1923年頃
胸から腰にかけてはタイトで、そこから裾にかけては極端にフレアーをもたせた、丈の長いナチュラル・ショルダーの上衣に、丈の短いやや先細り気味のストーブ・パイプ型ズボンの組み合わせ。型はシングル中心だが、ダブルもあった。
ナンバー・ツー・モデル 1961年登場 日本での通称はU型。全体のアウト・ラインはT型と全く同じだが、ただそれに若干の胴しぼり(ただし、前ダーツは入れずに)を加え、ボタン位置を3つボタンのそれよりやや低目にとった、シングル2つボタンのトラディショナル・スーツ。アメリカ型スーツの基本型のひとつ。
ナンバー・ワン・サック・スーツ アメリカ型ビジネス・スーツおよびジャケットの基本型。日本で俗にいう「T型スーツ」がこれに当たる。シングル3つボタン段返り式の、ナチュラル・ショルダー・スーツ。
ブリティッシュ・モデル シングル型の場合、普通2つボタン、またはボタン間隔の狭い3つボタン中1つ掛ダブル型の場合、打ち合わせの深い6つボタンないし4つボタン。肩はいずれも角張ったテーラード・ショルダー胸部および背部には常にドレープが、腰には常に強い(または適度な)胴しぼりがはいる。裾回りはシングルの場合、若干のフレアーを出したものとそうでないものがあり、ダブルの場合は尻回りに適度にフィットさせたものが一般的となっている。また上衣丈はシングル、ダブル双方ともにヒップをおおう程度の長さが標準的であり、バックにはセンターないしサイド・ベンツが切られ、時にはチェンジ・ポケットが付けられていることもある。尚、今日のいわゆる「英国型」の原型は、1920年代に紹介されたニュー・スタイルである、<サビル・ロウ・ルック>に起源を置いたものとされている。

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